2009年12月31日木曜日

2009年の訓練(11~12月)

すっかり訓練日誌の更新が
御無沙汰になってしまっていましたが
訓練は続けて行っています。
2009年の11月から12月の間に
4箇所での瓦礫訓練を含む
7回の訓練をしました。

<瓦礫>
コンクリート建物を壊している途中の
本格的な瓦礫状態の場所での訓練から
瓦礫というよりは室内捜索訓練用の場所なのですが
壊れていなので足場が良い分
丹念な捜索の訓練が出来る
ホテル跡地や学校跡地、公団住宅跡地などを借りて
訓練を重ねました。
本格的コンクリート瓦礫の中での訓練

公団跡では犬の脚を垂直方向に延ばす訓練

ホテル跡では水平方向に丹念に探していく訓練

水平・垂直を組み合わせて、さらにさまざまな障害物がある中での訓練(於 小学校)


<平地(里山)訓練>
借りられる瓦礫がない週は
町田にて
里山での捜索訓練を行いました。

2009年11月1日日曜日

服従捜索訓練試験報告

今日は日本救助犬協会の服従捜索訓練試験の日です。
チームさくらからも初心犬が何頭も受験しました。

結果を言うと
服従初級に合格したのが
ガイア、シャイン、ナイト、ムッシュ
全員順調に合格

エルは服従中級から受験を初めて
捜索初級・中級とすべて突破いたしました。

他にメンバ一覧にはまだ載っていないのですが、
普段一緒に訓練しているモモも
服従中級・および捜索初級に合格しました。

また、さくらメンバーが主催している
愛犬しつけ教室からの受験で
ラッセル、ロッタ、パピー、ピースも
服従初級に合格しました。

とりあえず、結果報告のみで、
詳細は後日またご報告いたします。

合格した皆さん、おめでとう!

2009年9月13日日曜日

9/13訓練会より

今日もいつもの町田で訓練です。
天気も、
日が当っているところは結構暑いのですが、
日陰に入れば心地よい風が来て
「秋だなぁ・・・」と
訓練のしやすい季節になってきました。

さて、訓練内容ですが、
来週に瓦礫訓練を控えていることもあり
今週は基本に戻って動きの復習を中心に行いました。
犬の意欲を高めて捜索に出し
見つけたらすぐに、そしてなるべく長く吠えさせ、
ハンドラーの呼び戻しでスタート地点に戻る
という動作を
ベテラン犬も初心犬も
2,3回ずつ繰り返しました。

服従訓練は
試験の時と同じように
2頭がペアとなり、
片方が服従訓練をしている間
もう片方の犬は傍で休止の姿勢を取って待つ
ということを行いました。

2009年9月6日日曜日

9/6訓練会にて

夏休みも開けて
今日から定期訓練会が再開です。

場所はいつもの町田ですが、
いつも車を停めていたあたりで
墓地の造成が始まったようで
あたりの様子が一変していたのにはびっくりしました。

さて、今日の訓練会は
都合により指導のM先生がお休みのため
いつもヘルパーとして訓練参加してくれている
クリちゃん&スケサンが中心になって
メニューを考えてくれました。

またお昼には夏合宿の反省会もおこない、
そこででた意見も踏まえて
(犬とハンドラーの訓練ばかりでなく
チームをサポートする者の役割や能力についても
今後はもっと重点を置いて考えていこう!)
午後からの訓練方法を少し変えてみました。

いつもは
隠れる場所の設定にヘルパーも一緒に行くので
その後犬とハンドラーのサポートをするために付いていくときも
実はどこに隠れているかすべてわかった上で
犬の出し方についてアドバイスをしていたのですが、
今日の午後は
ヘルパーが隠れるのでなく
ハンドラーで手があいているものが隠れ役になり、
ヘルパーはサポート役に徹してみました。

また通信連絡も
サポーター役に任せてみました。
実際の現場では
ハンドラーは犬の様子を把握することに集中し
その他の事項、特に本部との通信連絡は
サポーターが行う方がいいだろう
という判断の元です。

救助犬の訓練は
犬の訓練ですが
実際はそのハンドラーの訓練でもあり、
さらには一緒に出動するサポーターの訓練でもあるのです。

一方まだ初心の犬たちに対しては
秋の服従捜索訓練試験受験に向けて
服従訓練の強化が始まりました。

2009年8月2日日曜日

夏の訓練合宿

8/1~8/2の日程で
例年通り石裂の山で訓練合宿を行いました。

今年は天候にも比較的に恵まれ
(霧雨くらいにはあいましたが、
本格的な雨も雷も全然ありませんでした)
龍神様の通り道と言われている場所にしては
大変珍しいことです。

二日目午前中の山の上の方の霧はすごかったですけれど・・・。

訓練ですが
初心犬は廃校で訓練をして・・・

ベテラン犬たちは
実戦さながらの装備をして
本格的に山の中に入って訓練しました。

2009年7月26日日曜日

7/26訓練会にて

今日の訓練会は久々によく晴れて
そして、非常に非常に暑い日でした。

今日の訓練場所も
ここ3回ほど連続で使っている
工事現場のような
周囲の高い所から他の人や犬の訓練を
見学できる場所です。
距離的には短い場所で、
基本に戻った強化訓練を
短時間に集中的に行いました。
(暑いので・・・)

<ポイント1:捜索意欲を継続させる>
狭い範囲に3人ほどヘルパーが隠れて
そこを連続して犬に探させますが、
1,2人目を見つけた時点では
わざとご褒美を省き
ハンドラーが呼び戻してしまいます。
犬はご褒美がもらえないと
「次こそはもらえるかな・・・」と
より期待が大きくなり
さらに意欲的に次を探しに行きます。

呼び戻す際に
犬がハンドラーの声が聞こえないほど集中して
吠えている(発見を告知している)ことがあります。
そうした場合は
なるべく犬の息継ぎの瞬間など
一瞬静かになる時を狙って声をかけます。

<ポイント2:静かな興奮状態>
捜索するときや
捜索以外でも何か犬に作業をさせるときは
犬の意欲を高め、
ハイテンションになるように導きますが、
その際に
犬を動かして動的に興奮させるよりは
静かにじっとさせて
内部の意欲だけを高める方が
その後の作業でより集中力を発揮できます。

犬の体に触ったり
声をかけたり
走らせたりして興奮させるのは
比較的簡単なのですが、
じっとさせている状態で
内部の意欲だけ、
「これから楽しいことが始まるぞ。
早くやりたいな。
まだかな・・・まだかな・・・」という
期待感で興奮させていくというのは
なかなか難しいです。

<ポイント3:捜索中は犬に触らない>
捜索中に捜索範囲を出てしまった際に
犬を呼び戻したときには
つい、犬の体に触れてしまいがちですが、
体に触ると犬の捜索意欲がそこで一旦途切れてしまうので
なるべく触らずに
声の指示だけで
再び捜索に向かわせるようにします。

一人発見して
次に向かわせるために呼び戻した際にも
いちいちリードをつけたり
犬を捕まえたりするのではなく
「つけ」という命令だけで
横につけて次の現場に移動した方が
犬の捜索意欲のためには良いです。

そのためにも服従訓練が
きちんとできていなければなりません。

2009年7月12日日曜日

いつもの訓練会風景

いつもの町田で訓練をしました。
今日の設定は、
土木工事現場のような赤土むき出しで、ユンボが置いてあるところです。

崖の上から捜索エリアが見渡せるので
他の人や犬が訓練しているところを
全員で見学できました。

ヘルパーさんは
通常のように草むらの中に倒れていたり、
ユンボの下に姿をかくしていたりしたほか、
木の上にも隠れ
犬たちに上にも気を配ることを教えます。